January 14, 2006

元旦。

2006年。明け方まで福岡の街を楽しんだ私たちは、頑張って朝10時の朝食に出向き、
滞在したソラリア西鉄ホテルでのお正月料理をいただく。




レストラン入り口には、樽に入ったお屠蘇も。日本のお正月の習慣をイタリア人に教えることから始まった元旦であった。

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さて、元旦早々…私は着付けの先生に衣装用のメイクをしてもらい、カツラ用の頭を隠すようにして写真館へ入った。

本来ならば婿殿も同席しての写真撮りだったのだが、彼は体調を考慮して撮影には参加しなかった。格好は悪いが、花嫁が1人で写ることにことになった。
と言っても、その昔に花嫁衣装のモデルをさせていただいたときも婿殿なしで撮影、ショーも1人で歩いていたので、婿殿なしの撮影にちょっと昔の気分に戻った。



今回の白無垢、色打ち掛けの準備は全て着付けの赤司先生と母が行ってくれていた。
当の本人だけが何も知らなかったのだ。用意されていた着物は全て1点もの。しかもまだ仕立て終わって、下ろしていない衣装だったとのことで、衣装スタッフは冷や汗ものだったらしい…。
そんな貴重な着物を着せてもらえたのも、赤司先生のお力があってこそ。
(先生は十二単の着物を着付けできる数少ない師匠であり、また日本を代表する画家「千住 博」画伯が描かれた世に1つの着物の着付けを見事に成功された方でもある。)


撮影が始まると、写真家の先生が「これも、このポーズも、それからここでも…」と1時間以上の長丁場となった撮影だった。
途中、「10年に1度しかしない撮影ポーズをするから!」と気合いをお入れになり、写真館中のスタッフを呼ばれた…。
実は色打ち掛けで正面向きの写真を撮影することは非常に難しく、正面を撮ることはほとんどないのだそうだ。
そんな中、先生はそのスタイルに挑戦してくださった。

婿殿と一緒でなかったのは非常に残念だが、それも良しとしよう。

1 comment:

Marinka_ilmondo said...

cha chaさん
ご訪問ありがとうございます。
伝統的な花嫁衣装を自分の時に着れたことは嬉しかったです。
でも疲れました…(笑)